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新卒入社(10年以上)
キャリアデザイン
就職活動をしていた当時、設立してから間もない当社は、「ソニーテクニカルソフト」という社名でした。それでソフトウェア設計の会社だと思って入社試験を受けたところ、配属されたのはハードウェア設計部門。もっとも、学生時代に回路設計も学んでいたので異存はありませんでした。
新入社員のころはどちらかというと出来の悪い社員で、当時の係長には、よく叱られていました(笑)。同期に優秀な社員がたくさんいたので、教育担当の係長も厳しくせざるを得なかったのかもしれません。いろいろと学ばなくてはならないことも多く、知識も足りなかったので、最初はとにかく、ついていくのがやっとという思いでしたね。しかし、知らないことは知らない、分からないことは分からないと、開き直って周囲の先輩たちに質問しまくっていたので、徐々に知識を吸収することができました。周囲の人たちに何でも聞きやすいという当社の社風は、私がつくったのかもしれませんね(笑)。
その後、デジタルビデオカメラ/レコーダーの信号処理LSIの開発に携わるなど、ソニーグループの独自性を感じることが出来る仕事を経験してきました。
今はマネジャーとして、ゲーム機用の大規模SoCの開発チームを率いています。現在の役割は、プロジェクトマネジャー(以下PM)として顧客とLSI設計の要件を定義し、開発コストの交渉を行い、納期を取り決めること。そして、プロジェクトメンバーから仕様や検証など設計に関するレビューを受け、プロジェクトの進捗をコントロールしていくことです。かつては一人のエンジニアが設計からレイアウト、評価まですべての工程を担当したものですが、現在のように大規模な集積回路の設計では、数十人での分業が必要になっています。それだけにPMにはプロジェクト全体を見通す視野を持つことが求められます。開発工程の進捗を把握し、メンバーの能力を引き出しつつ、厳しいコストコントロールの末、品質の高いSoCが出来上がった時は、いちエンジニアとしてプロジェクトに関わっていた時とは違った達成感がありますね。
今後、SoCはますます大規模化していくでしょう。その変化に、設計会社として様々な対策を講じなくてはならないはずです。PMとしても、新たなマネジメント手法が求められるでしょうし、チーム編成も重要になってくるに違いありません。私は次のステップとして、部門内のエンジニア一人ひとりのスキルや指向を見極めて、プロジェクトごとに最適な人員配置を考えるポジションを担っていきたいと考えています。そして今以上にソニー・エルエスアイ・デザイン全体の設計力を向上させ、当社が手掛けたLSIを世界に向けて送り出して行きたいと考えています。
Tetsuya Aoki
1989年
電子工学
会社の野球チームに所属しており、若手のころのポジションはピッチャー、最近では外野を守ることが多い。シーズンになると月に2回、土曜日の午前などに、ソニーグループ各社が参加するリーグの試合に参加している。