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新卒入社(5〜9年目)
キャリアデザイン
大学で回路設計を学んでいたこともあり、就職活動も半導体設計会社を中心に行いました。最終的にソニー・エルエスアイ・デザインを選んだ理由は2つあります。一つは、自分の身の回りにソニー製品がたくさんあり、そうした身近な製品の中に搭載されているLSIの設計に携われたら楽しいだろうな、と感じたこと。もう一つは、ソニー・エルエスアイ・デザインの会社説明会に参加した時に感じた社風や、働いている先輩たちの雰囲気が堅苦しくなく、自分に合っていると感じたことです。
入社後に配属された部署で、まずはメモリースティックに搭載されるLSIの論理合成と、テスト用回路の組込み(DFT)やタイミング解析(STA)などの工程を担当しました。いくら大学で回路設計を学んでいたとは言え、業務として要求されるスキルのレベルや知識の必要量は学生自体とは比べ物にならないくらい大きなものです。
今考えると、1日の半分近くはチームリーダーや周囲の先輩達に質問することに、時間を費やしていました。チームリーダーをはじめ、周囲のサポートがあったからこそ、1年目の業務を乗り切ることができたと思います。若いうちから責任ある業務を任されることは、新入社員にとってはプレッシャーでしたが、その分得たものはたくさんありました。特にDFTやSTAなどのバックエンドの工程を経験できたことで、LSIがどのように開発されて行くのかがよく分かり、その後の業務にとても役立ちました。
その後、設計チームのリーダーを経て、現在は無線LAN用LSIのシステム検証を担当しています。無線LANの標準規格であるWi-Fiのプロトコルに準拠しているか等の検証を行い、仕様を満たしていないものや、バグがあるものを設計者にフィードバックします。検証で大事なことは、ただ不具合を見つけ出すことではなく、不具合の原因究明や再現方法の確立が重要となります。製品の信頼性を高める重要なミッションであると感じていますし、特に再現頻度が低い不具合の発生要因を特定できた時には達成感を得ることが出来ますよ。検証業務でいかに不具合を見つけることができるかが、製品の品質そのものを大きく左右します。ですから検証方法についても、新しいものをどんどん取り入れ、より効率的で精度の高い検証を目指しています。
ソニー・エルエスアイ・デザインには私よりも設計スキルの高いエンジニアがたくさんいます。正直、私はトップクラスの設計スキルを持つエンジニアにはなれないのではないか、と悩むこともありました。
転機が訪れたのは、設計チームのリーダーを任された時です。何名かメンバーをまとめ、工程全体の進捗を把握しながら、品質やスケジュールの管理を進めていく…そうした役割が求められるリーダーのポジションに、自分の適性があるのではないかと思えたのです。現在行っている検証業務でも工程管理を任されるなど、サブリーダー的な役割を担っています。今後も経験を重ね、将来的には規模の大きなプロジェクトのマネジメントができるようになりたいですね。近年、LSIの規模はますます大きくなってきていますので、大規模なプロジェクトを管理できる人材が、今まで以上に必要とされてくると考えています。たくさんの優秀なエンジニアを率い、大規模なプロジェクトをゴールに導いていくプロジェクトマネジャー、それが私の目指す将来像です。
Kensuke Hatsukawa
2002年
理工学部電気電子工学科修了
オフの日の過ごし方:大学時代からの趣味がテニス。現在は会社のテニスサークルに所属し、サークルの運営も任されている。約30人のメンバーには上司や先輩もたくさんいるが、コートの上では「気の合う仲間」として、皆でテニスを楽しんでいる。