物質は電気の通りやすさで、銅のように電気をよく通す「導体」と、陶磁器のように電気を通さない「絶縁体」、そしてその中間の性質を持つ「半導体」に分けられます。つまり、本来、 「半導体」という言葉は物質そのものを表していました。

しかし最近では、「半導体」の性質を利用して作られる電子回路のことを「半導体」と呼ぶケースが多くなってきました。
従って、ここでは半導体で作られた電子回路(半導体デバイス)のことを、以後【半導体】と呼ぶこととします。
※ちなみに、シリコンなどの元素半導体という物質を用いて、半導体は作られます。

物質は電気をよく通す導体と、電気を通さない絶縁体、そしてその中間の性質を持つ半導体に分けられる。また、半導体は、不純物を含まない真性半導体と、不純物半導体という種類がある。

半導体は何に使われている?

さまざまな製品に使われている半導体

では、半導体(=半導体デバイス)はどのような場面で使われているのでしょうか?

実は、皆さんの身近でも、多数の半導体が使われています。たとえば、パソコンやゲーム機、TV、スマートフォン、そして自動車にいたるまで。半導体はそれらの製品で、情報を記憶する、数値を計算する、というような人間の頭脳にあたる役目を担っています。

半導体の使用例(スマートフォン)

皆さんの身近にある「スマートフォン」。
非常に多様な、そして複雑な機能を搭載しているものがほとんどですが、それら機能は、半導体が実現しています。

例えば、下図のような、景色を撮影して画像を画面で見るという一連の機能を実現しているのも、半導体です。

撮影から画像を画面で見るまでの流れ
1.最大解像度で撮影し、縮小
2.縮小した複数枚の画像を重ね合わせる
3.写真本来の解像度に戻す

最近では、医療機器等の産業機器分野にも半導体が多数使われるようになっており、各分野での技術革新に大きく寄与しています。

半導体の基礎知識
  • 半導体とは?
  • 半導体の種類
  • 半導体の開発フロー