• Discussion(ディスカッション)
  • 求められる人材像
  • 仕事を覚えるまで
  • これからのSLSI

Discussion Member

赤田信哉(Akata Shinya)
1995年入社。設計の基盤となるテスト設計や評価/量産のトータルテストソリューションを社内に提供する基盤技術部署のマネジメント。サッカーとフットサルをこよなく愛し、土日は試合に明け暮れている。
廣田進一(Hirota Shinichi)
1997年入社。CMOSイメージセンサの回路設計とファームウェア開発を推進。2つのチームを率いて高品質な製品づくりに邁進する。リフレッシュは、マラソンとお酒。
清島隆太(Kiyoshima Ryuta)
1999年入社。CMOSイメージセンサの評価から量産立ち上げまでの部隊を率いる。チームのメンバーからの信頼は厚い。本の虫と言えるほど読書家。ジャンルにとらわれずに多読する。
犬塚俊祐(Inutsuka Shunsuke)
2003年入社。人事制度の企画・運用、諸規則の改訂、異動の手続き等を行う人事のマネジメント。自部署メンバーには個性を生かしたまま成長して欲しいと願っている。趣味は育児。毎週末は、愛妻の認めない自称イクメンに変身。

ともに働き、喜びを分かち合いたい人材とは

赤田:
私の入社した頃は、色々な仕事の経験ができた時代。
経験が自分を育ててくれたと思っています。ここで言う「経験」とは、誰かから与えられたものではなく、自ら課題を見つけて取り組んだもののこと。経験は、成功ばかりでなく失敗だって大事です。何か1つでいいので、そういう経験をしてきた人材に入社してほしいです。
廣田:
いまは経験がしにくい時代かもしれないと思うことがあります。いろいろな工程が分業化しているので、業務の広がりが少ないというか。業務が細分化され過ぎると経験できる範囲が狭められ、個人が枠にはめられた状態になりがちだと思います。でもそれを窮屈に感じるか否かのポイントは、創意工夫とチャレンジができる環境かどうかだと思うんです。ソニーLSIデザインの業務も細分化されていますが、その枠を越えて他の部署の人に質問したり、いっしょに議論をする、自分から何かを提案できる素地があります。私もそういった環境の中で、いろいろチャレンジしてきたつもりです。一緒に働きたいと感じるのは、やはりそういったチャレンジ精神を持っている人ですね。
清島:
ソニーLSIデザインにはやりたいことはやらせてくれる環境があります。研修なども本人が望めば、ほぼ受けさせてもらえます。そういう機会に外部の人と接することはすごく刺激になりますね。私は自分からそうした機会を求めるように会社に要望を出しますし、会社で研修などの募集があれば積極的に手を挙げるようにしています。多様な考えの人と知り合うことは、いろいろな気づきをもたらしてくれます。その意味でいろいろな人と関わり、そこから何かを学び取れることは、成長のための一つの素養ではないですかね。

犬塚:
この会社の目標設定はいつも高いし、新入社員に対してもストレッチな課題が与えられることもあります。私は中途入社なのですが、入社2日目に、大学内で行われる就職セミナーに先輩社員と行って、その場で「会社の説明をして」と言われ、驚いたことがあります。なにしろ2日目ですから、会社の業務紹介をするための知識もありません。先輩は手本を見せてくれはしましたが、その時はけっこう強引な指導だなと思いました。でも、それは実戦力を身につけるにはいい方法だったと今では思います。準備期間のない突然の指示は、瞬時に判断する力を高めてくれます。ソニーLSIデザインは、最終製品の方向性が決まって半導体の仕様がまとまったら、その実現のために猛ダッシュしていく会社です。それに対応するには、瞬発力、臨機応変な対応力が必要だと思います。そんな柔軟な人に入ってきて欲しいです。

必要なのはチャレンジ精神とあきらめない心

廣田:
最も大事なのは、タフさですね。精神的にタフな人は、あきらめずに知識を吸収しようとするので、入社時にはあまり半導体設計の知識がなくても、成長のスピードも速いですね。ですから、学生時代は勉強だけではなく、身体とハートを鍛える経験もたくさんしておいた方がいいのではないでしょうか。半導体設計も、製品開発も、必要な知識は入社してからでも身につけられますし。
赤田:
でも、やっぱり基礎学力や一般教養の知識は身につけてきてほしいですね。どんな仕事もそういうベースの知識は必要ですから。あとは廣田さんが言うように、タフな人。特に気持ちのタフな人は魅力的。何か1つでもいいので集中して取り組んで、成功しても挫折してもそれを経験にして、自信につなげてきてほしい。自信過多では困るけど、自分はやれるんだという気持ちは、エンジニアとしてとても大切ですから。

犬塚:
自分を振り返ってみて、やはり学生時代はいろいろな面で未熟だったと思っています。でもそれは当たり前のことで、みんな同じ。ただ仕事をしていくと、未熟なままでは当然いけなくて、人間力の重要さに気づきました。「人間力」を一言で説明するのは難しいけれど、真摯に物事に取り組む姿勢だとか、前向きな姿勢だとか、さまざまな能力を総合したものだと思います。そういった人間力の重要性に気づける人に、入社してもらいたいですね。
清島:
仕事はチームで進めるので、人とのつき合いがきちんとできることは必須でしょう。仕事に失敗はつきものです。その時に失敗した人を思いやる気持ちも大切です。もう1つは、先輩や上司から技術的なことを教えられるときの受け止め方で、感謝の気持ちを忘れないことです。先輩や上司の助言や指導で自分が成長できていると思えれば、自然とそういう気持ちが持てると思います。あとは、犬塚さんの人間力と共通するのですが、あきらめないという気持ちを持っていることですね。

犬塚:
これまでの経験から言うと、受け身じゃない人や自分から殻を破っていける人は伸びますね。
赤田:
そうですね。あと、課題を自ら解こうとする人や他人に聞く前に自分で考える人。こういうタイプの人は教えがいがあります。
清島:
逆に、「それは無理」とかすぐに「できない」という人は伸びにくい。「できない」ことの言い訳、理由はたくさん出てきます。逃げようと思えば、どんなことでも理由になってしまいますからね。でも、逃げずに、「実現するにはどうすればよいか」を考えて欲しいですね。
廣田:
もう1つは、いくら優秀でも協調できない人は難しいと思う。そういう人は得てして自分ではなんでもできると思っているので勝手にやろうとしがちです。でも仕事はチームで進めるわけですから、他の人と協調できないと成果に結びつかないんです。

モチベーションと世界と戦う意識が大事

犬塚:
いろいろ言ってきましたが、私たちマネジャーもマネジメント方法については、意識をし続けなくてはと思っています。とくに新入社員や若手に対しては、いかにモチベーションを高めてもらうかということは気にかける必要があります。モチベーションが高まれば、その人の能力や個性が伸びて、重要な戦力となります。
清島:
わたしは、その人に合った課題を与えて成功体験を積み重ねてもらうことが大事だと思っています。そうすれば、自信も育ってきます。自信がつけば、独り立ちも容易になる。早い段階で若手に独り立ちしてもらえれば、会社としても部署としても、戦力強化になり、非常に望ましいことですよね。
廣田:
そのためには日々の対話が大切です。技術力の何が不足しているのか、どんなところで悩んでいるのか、それらを理解できないと、アドバイスもできません。思い込みで指導してしまうと、逆効果になることもあります。マネジャーとしては話しやすい雰囲気を作り、いつでもやる気スイッチを押せるようにしていないといけないかなと思っています。
赤田:
チベーションにつながることで言えば、例えば私たちがつくるCMOSイメージセンサは世界一だと思っていますが、そのことを意識することは重要です。この座を維持するためには、至るところにアンテナを張り巡らし、さまざまな情報を集め続ける必要があります。いつも前向きに、積極的に物事を考える、それが世界と戦っていく原動力だと思いますね。